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オリジナル小説

いつまでも若く

寂しそうな親友の妻に俺は…

私の名前は高橋宏、42歳です。私は親友を二度も裏切ってしいました。独身のまま40代を迎え、ただ仕事に打ち込む日々を過ごしていました。唯一の心の支えは、大学時代からの親友・村井浩二でした。浩二とは何でも語り合える、数少ない無二の存在でした。互...
いつまでも若く

こんなに気持ちいなら、もっと早くに…

「ユキコ、あんたもう40よ? 」 受話器の向こうで叫ぶ母の声に、私は思わずスマホを耳から30センチほど離した。「分かってるって、お母さん。でも、相手がいないんだから仕方ないでしょ!」私は小林ユキコ、40歳、独身。職業、中小企業の経理。特技、...
いつまでも若く

先輩の異常性愛

俺、佐々木健太、38歳、独身。中堅の食品メーカー「満腹フーズ」で営業として働き、早15年。大きな失敗もなければ、目覚ましい成功もない。まさに「中堅」という言葉がピッタリな、可もなく不可もないサラリーマン人生。まあ、どこにでもいるタイプの男だ...
いつまでも若く

禁断介護

俺は、あの夜を一生忘れることはないだろう。妻の母である陽子さんの、熱を帯びた指先が、俺の頬に触れた瞬間を。誰にも許されない、誰にも知られてはならない関係。それでも、あのときの俺たちは、もう引き返せなかった。罪悪感も、恐れも、すべてを押し流す...
いつまでも若く

初体験のもうすぐアラフォーの彼女

あの夜のことを、俺は一生忘れないだろう。 「丈夫さん……」 涼子が、ためらいがちに俺の名を呼んだ。あれほど静かな声で自分の名を呼ばれたのは、六十一年の人生で初めてだった。グラスの氷が溶ける音が、やけに大きく響いていた。俺たちの間に流れる空気...
いつまでも若く

社内不倫

まさか、あの人と唇を重ねる日が来るなんて、夢にも思いませんでした。しかも、場所は会社の給湯室という場所。会社という場所で呼吸が触れ合い、想いがそっと重なるなど想像してもいませんでした。場所のせいなのか、ふたりの立場のせいなのか背徳感でいっぱ...
いつまでも若く

噂の団地妻

唇が、触れた。 雨の匂いと、彼女の微かな化粧の香り。そして、熟れた果実のような甘い吐息。 目の前には、潤んだ瞳の美咲さんが立っていた。長いまつ毛が雨粒に濡れ、頼りなげに震えている。 俺はいま、何をしているんだ? 季節外れの台風が近づいている...
いつまでも若く

未亡人と俺

唇に触れた柔らかな感触が、まだ脳裏に焼き付いている。ほんの数秒。いや、もっと長かったのかもしれない。時計の針が止まったような、濃密な時間。彼女の潤んだ瞳が、すぐそこにあった。甘い香りと、微かなため息。駄目だ。忘れなければ。これは許されないこ...
いつまでも若く

誰にも言えないお昼の時間

午後の残像、そして夜明け気だるい午後の光が、ブラインドの隙間から細く、部屋に差し込んでいる。シーツは私の体温と、名前も知らない男の熱で湿っていた。目を閉じると、男の荒い息遣いと、安物のコロンの匂いが混じり合った空気が、現実感を曖昧にする。「...
いつまでも若く

ヨガ講師との一夜の関係

またこんなふうに人を求めるなんて。そう感じた時には、すでに私は彼女と唇を重ねていました。あの日、ヨガのレッスンが終わったスタジオは、しんと静まり返っていたのです。参加者たちはすでに帰り支度を終え、室内には私と加奈子だけが残っていました。帰ろ...
いつまでも若く

慰め合い

「えっ、嘘だろ……」その日は、再就職をかけた大切な面接の日だった。時間に遅れぬよう、娘をベビーシッターさんに預け、スーツ姿で早めに家を出た。娘には「今日は大事な日だから、パパ頑張ってくるね」と言い残して。面接会場は、家から車で10分ほどの場...
いつまでも若く

溜めていた思い

俺は兄貴の嫁に惹かれている…そんな感情を抱くなんて、俺は最低なのかもしれない。兄が亡くなって、もう二年が経つ。別れる準備などなく信じられないほどあっけなく、突然だった。俺にとって尊敬すべき兄は、この世からいなくなった。残された兄嫁の彩乃さん...
いつまでも若く

汗ばんでいた体

一年前、俺の人生は突然終わったようなものだった。朝、何気なく見送った妻が、そのまま帰ってこなかったのだ。何の前触れもなく倒れ、病院に運ばれたと聞いたときも、俺はどこか他人事のようにしか受け止められなかった。まさか、あの明るい笑顔が、あの声が...
いつまでも若く

妻の代わり

「もう、帰ってこないから」そう言い残し、妻は家を出て行った。隣にいたのは、俺の知らない男。いや、正確には知っていた。妻のスマホに何度も通知を送ってきていた相手。問い詰めることすらできなかった。俺が声をかけた瞬間、妻はただ冷めた目で俺を見つめ...
いつまでも若く

妻の母

俺には妻がいる。結婚して数年が経ち、普通の生活を送っていた。どこにでもあるような、平凡な日常。しかし、ある日を境に、俺の人生は大きく変わることになる。義母、妻の母親である彼女は、いつも家に遊びに来るたびに笑顔で迎えてくれる。穏やかで優しく、...
いつまでも若く

妻の親友

「ねえ、私たち……最初から間違ってたのかな?」彼女はそう言って、ふと寂しそうに笑った。リビングの隅で、冷めかけた紅茶の湯気が、静かに揺れていた。彼女の名前は美咲。妻の絵美の高校時代からの親友で、我が家には何度も遊びに来ていた。明るくて、よく...
いつまでも若く

彼女の体温

森智則、38歳。地方都市の中規模な広告制作会社に勤めて、もう十数年になる。結婚歴なし、恋人もいない。仕事はまあまあ真面目にこなしてるけれど、情熱があるかと言われればそうでもなく、かといって辞めたいと思うほどの不満もない。なんとなく続けてるっ...
いつまでも若く

義理の母

「お義母さん、俺、ずっと――」それ以上の言葉は、喉の奥でつかえて出なかった。彼女は静かに微笑みながら、テーブルの上に置かれたカップに視線を落とした。時計の針は22時を回っている。リビングの明かりは薄暗く、暖色のランプが優しく部屋を照らしてい...
いつまでも若く

禁断介護

朝起きて、食器を洗って、洗濯物を干して、買い物に行って、夕飯を作って、夫の帰りを待つ。そういう毎日がもう何年も続いていた。慣れてしまえばそれが当たり前になって、特別不満があるわけでもなかったけれど、どこか心のどこかが渇いていた。笑顔で「おか...
いつまでも若く

娘の夫

あの日までは、きっと、平凡な日々のなかに安心を感じていたのだと思います。私は四十二歳。娘が二十代前半で早めに結婚してくれたおかげで、子育てという肩の荷も、ひとまずは下ろしたような気分でいました。「親の務めは果たした」とまでは言えないにしても...