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オリジナル小説

いつまでも若く

妻の浮気相手の奥さんが事務所にやってきて

僕は仲居浩一、38歳。弁護士事務所で事務職をしている。弁護士じゃないけど、受付や相談者の対応をすることも多い。仕事柄、浮気や離婚の相談を受けることも珍しくないが、まさか自分の身にこんな形で降りかかるとは思わなかった。結婚して7年になる妻の明...
いつまでも若く

初対面で「うちにおいでしょ」と声を掛け

雨が降り始めた夕方、僕はバスに揺られながら本を読んでいた。久々に手にした小説の新刊で、物語に夢中になっていると、周囲の景色がぼんやりと霞んでいくような気がした。この時間だけが、日々の忙しさから解放される僕のささやかな楽しみだった。ふと顔を上...
いつまでも若く

禁断介護~やむにやまれず義妹を

僕の名前は里崎智也、もうすぐ38歳。妻は看護師で、交代制の仕事をしている。夜勤も定期的にあり、家を空けることが少なくない。結婚して8年、妻とは何でも話せる関係だと思っていたけれど、最近、家の雰囲気が少しずつ変わるきっかけができた。その理由は...
いつまでも若く

枕営業~実際に自分から営業を…

テレビ局のプロデューサーという仕事に携わり、かれこれ20年以上が経つ。若い頃はただがむしゃらに働き、業界の華やかさに酔っていた時期もあった。しかし今では、華やかさの裏に潜む欲望や駆け引きに嫌気が差し、どこか冷めた目で物事を見ている自分がいる...
いつまでも若く

職人技。手技が認められ

僕は、彼女の頬にそっと触れた。冬の夜の工房の空気は冷たいはずなのに、真理さんの肌は驚くほど温かかった。そのぬくもりが、僕の手から心へと染み込んでいくようだった。「たかしさん……」彼女の声は小さく、震えていた。けれど、それは恐怖や不安の震えで...
いつまでも若く

初体験~あの日の事覚えてる?

突然届いた友達からの同窓会の知らせに、僕の胸の奥で静かに眠っていた記憶が蘇った。電話口の声に「行くよ」と答えた瞬間、20年という月日の重さが一気にのしかかってきた。僕の高校時代の思い出。その中心に彼女、僕の初体験の人、新田佳澄がいることは間...
いつまでも若く

禁断介護

夫の翔太の海外転勤が決まった時に「しばらく父さんの世話を頼む」と軽い調子で言ったとき、私は一瞬言葉に詰まった。義父・忠雄さんの介護。それは簡単な話ではない。義父は数年前の事故で下半身が不自由になり、車椅子生活を送っている。一人暮らしを続ける...
いつまでも若く

酔いつぶれた先輩

僕の名前は神田太郎。38歳、介護施設で働く独身男だ。日々、利用者の方々の世話をしながら過ごしているが、特にこれといった趣味もなく、淡々とした生活を送っている。仕事にはやりがいを感じているものの、同僚から「真面目すぎて空回りしてる」と皮肉交じ...
いつまでも若く

先輩の奥さん

僕の名前は前田健太。42歳、独身だ。朝起きて仕事して帰って寝る。ただただこれの繰り返しの人生。そんな僕に、少しだけ非日常の時間が訪れることになった。「前田。今度みんなでキャンプ行かないか?」職場の先輩・川上さんから、突然そう声をかけられたの...
いつまでも若く

初恋のお姉さん

僕が経営する小さなデザイン会社に、彼女は面接にやって来た。面接室のドアが開いた瞬間、僕は時間が巻き戻るような感覚に襲われていた。40歳と履歴書にあったその女性が、僕の幼い頃の初恋の「お姉さん」に似ていたからだ。彼女の名前は田中恵子さん。40...
いつまでも若く

続・女将さん

前編はこちら→静寂に包まれた雪深い夜、旅館の一室で二人の吐息が溶け合うように響いていた。「康弘さん……大丈夫ですか?」晴香の声は、緊張と微かな期待を孕んでいた。その声に導かれるように、岡田康弘はそっと彼女の肩に手を置いた。彼女の肌は浴衣越し...
いつまでも若く

隣人~彼女の部屋から悲鳴が…

彼女が僕の胸に飛び込んできたのは、雷が激しくなる雨の夜だった。激しい雷鳴が窓を震わせる中、麻衣さんは突然現れた。息を切らし、目には涙を浮かべていた。「ごめんなさい…怖くて…」言葉を最後まで言い切る前に、彼女は僕の胸に顔を埋めた。その瞬間、僕...
いつまでも若く

喪失

言葉に出来ない赤色の太陽が沈み、崑崙(コンロン)の風が僕の肌を刺す。荒涼とした大地の先には、白銀の峰が不気味なほど静かにそびえ立っていた。息を吸うたびに肺が苦しく、心臓は暴れるように鼓動を刻む。それでも、僕はシャッターを切る手を止められない...
いつまでも若く

忘れられない彼の温もり

再び亮介さんの腕の中に戻るなんて、あの頃の私は思いもしなかった。私の名前は浅田麻衣。26歳で、親の決めた結婚によって結城太一さんという人と夫婦になった。けれど、心の中には亮介さんしかいない。これだけは、結城さんにも誰にも知られてはいけない私...
いつまでも若く

団地妻の救出

「おい、やめろ!」思わず声を張り上げた瞬間、俺の心臓は早鐘のように鳴っていた。目の前には血だらけの顔で震える京子さん、そして大柄な男が荒々しく彼女を押しのけようとしていた。俺は足がすくみそうになるのを振り払うように一気に駆け出し、その男の背...
いつまでも若く

義母~両腕を骨折したら全てしてもらうしかなかった

僕は、リビングのソファに深く沈み込みながら、その現実から目をそらすことができなかった。隣に座る真帆さんの手が、僕の手をそっと包む。その温もりに安らぎを感じる一方で、胸の奥に重い痛みが広がる。「どうして、こんなことになってしまったんだろう。」...
いつまでも若く

異常な程胸を触るセクハラ医

向田真子は、診察台に座りながら目の前の医師を睨むように見ていた。胸に当てられた医師の手が、明らかに普通の触診よりも長く留まっている。「なにこれ……?」心の中で不快感が膨れ上がる。看護師は席を外しているのか周りには誰もいない。彼の手の動きは執...
いつまでも若く

母の友達

八浪……人生のすべてを賭けた挑戦だった。26歳の田村敦にとって、医大合格は生きる意味そのものだった。ただし、僕が目指しているのはただの医大ではない。全国屈指の最難関、医学界の頂点と呼ばれるその大学だけが目標だった。他の医大ならば数年前には合...
いつまでも若く

義父との旋律~抑えられない感情

「朋美さん、これは……もうこれ以上はダメだ。」浩司さんの言葉は、震えていた。その震えは、彼が私をどれほど思っているかを示しているのか、それとも……彼自身の罪悪感から来るものなのか。和室の障子が閉ざされ、部屋の中はほの暗かった。お互いの吐息が...
いつまでも若く

慰安旅行

宴会の喧騒の中で、その異変に最初に気づいたのは俺だった。「田中さん、大丈夫ですか?」目の前に座っていた美穂さんが、顔を青白くしてテーブルに突っ伏したのだ。宴会場は一瞬にしてざわついたが、周りにいた上司たちはオロオロするばかりで、誰一人として...