いつまでも若く

親友の妹

「斉藤、頼む。ちょっと話を聞いてくれないか?」いつもの拓海からの電話。仕事帰り、疲れて自宅のソファでぐったりしていた俺の耳に届いたその声は、どこかいつもより切迫感があった。「どうした?なんかあったのか?」「いや、今回はちょっと別の話で」「別...
いつまでも若く

妻公認の仲

玄関のドアが勢いよく開く音がした。俺はリビングのソファから顔を上げ、そこに立つ人物を見て息をのんだ。佐奈が、二人いる。「…ただいま」二人が声を揃えて言う。その声の高さも、言葉の間の取り方も、息の使い方すら同じだった。俺は目を瞬かせるしかなか...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

熊だとおもったらあの声

私の名前は逸見真理、61歳です。夫の定年後二人でよくキャンプをするようになりました。もともと私はアウトドアにはあまり興味がなくて、どちらかといえば旅館やホテルでのんびりするほうが好きでした。でも、夫が意気込んでいたので、最初は半ば仕方なく付...
いつまでも若く

知らない女

ピンポン。リビングでだらけたままテレビを見ていた俺は、不意に響いたインターホンの音に驚き、ソファから身を起こした。こんな時間に誰かが来る予定はないし、宅配の予定もない。少し警戒しながらモニターを覗くと、見知らぬ女性が立っていた。ロングコート...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

妻には言えない秘密

私の名前は本多智雄、60歳です。つい先日、40年近く勤めた会社を退職しました。 長年働き続けてきた身としては、もう少し「晴れ晴れとした気持ち」になるかと思っていました。ところが、実際に会社を辞めてみると、何とも言えないぽっかりとした虚無感が...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

周りに人がいるのに

私の名前は丸山真理子、58歳になりました。先日、夫の伸一が60歳を迎え、定年退職をしました。長年頑張って来た夫は「しばらくはゆっくりする」と言っていましたが、すぐに嘱託として働く予定にしているみたいです。年金が入るまでは頑張ってくれるようで...
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女将との情事

私の名前は武田国治、62歳です。定年までは大手チェーン店で店長をしていましたが、定年を迎え、今は地元の小料理屋で板前として働いています。そのままチェーン店で雇用してもらうこともできたのですが、長時間労働は変わらずで給料は下がるという状態にな...
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妻の妹~妻の代わりに

フライパンの中でジュウジュウと音を立てる野菜炒めを見つめながら、俺は深いため息をついた。彩りだけは悪くない。キャベツ、人参、玉ねぎ、ピーマン、豚肉。見よう見まねでそれなりに切り、炒めたつもりだったが、味付けがまるでわからず、適当に塩を振った...
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運命の導き

「俺と結婚してください!」会場が一瞬にして静まり返った。あまりに突然だったから、俺自身も驚いた。けど、その瞬間、もう引き返せないと思った。言わなければ、このタイミングを逃してしまう。そう感じたんだ。彼女と目が合った時、頭の中に今までの全てが...
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親友と夫が目の前で

私はその日、予定よりも早く仕事が終わったので、祐一の家に向かうことにしました。久しぶりに早く帰れそうだったので、祐一のために夕飯でも作ろうと、ウキウキしながら彼の家の玄関を開けたんです。そこには、女ものの靴が置いてありました。そして、そこに...
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職場なのに思わずキスをしてしまい

私の名前は高木誠一、60代前半の工場経営者です。結婚して2年で離婚してからは、娘を男手ひとつで育ててきました。もちろん、完璧な父親ではありません。それでも、自分なりに一生懸命やってきたつもりです。その甲斐あってか、娘は結婚して家庭を持った今...
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幼なじみで親友の嫁

新幹線の窓に映る自分の顔を、ぼんやりと見つめていた。生まれ故郷の三重県熊野市に帰るのは、一年ぶりだ。昨年、親友の岡田将生が病気になったと聞き、久しぶりに帰省した。あのときの将生は思ったより元気そうで、「お前、たまには帰ってこいよ」と笑ってい...
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俺にはもったいないくらい良い女です

俺の名前は岩井悟60代です。定年退職をして今はとある病院で療養中です。妻の真帆とは3年前に離婚をしました。これまで円満な関係を築いていたのですが、俺に厄介な病気が見つかったからです。若干強引なやり方ではあったのですが、妻や子供たちに俺の病気...
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キャバ嬢の兄嫁の姉

「お兄ちゃんが結婚することになったよ」母からの電話を受けたとき、俺はちょうど昼休みの食堂で定食をかきこんでいた。「え、兄貴が?」思わず聞き返す。「そうよ。正樹がね、ついに結婚することになったの。相手はね、由美さんっていうの。とても素敵な人よ...
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俺を捨てた女が目の前で

俺の人生は、遅れてやってきた幸せと、突然の別れに打ちのめされた時間で埋め尽くされている。俺の名前は康太、もうアラフォー世代だ。これまでの恋愛は、うまくいかないことばかりだった。だからこそ、3年前に訪れた紗耶香との出会いは、俺にとって特別だっ...
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ご褒美のハグ

私の名前は田代裕子、58歳の専業主婦です。子供たちはすでにそれぞれ家庭を持ち、夫と二人だけの暮らしになってからもう数年が経ちました。夫は今年60歳になり、公務員としての長い勤めを終えました。本当はその後も働けるところがあったのですが、天下り...
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息子が連れてきた奥さんのお母さん

息子の健一郎が結婚することになったと聞いた時、心の奥に複雑な感情が湧き上がった。もちろん嬉しかった。私が妻を亡くして以来、ずっと父親としての役割だけを果たし続けてきた。その息子が自立し、自分の家族を築く。それは私にとって何よりも誇らしいこと...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

夫の性欲が増してるんです

私の名前は田崎哲夫、62歳です。妻の麻衣子とは35年以上連れ添っています。結婚当初はお互い若く、何をするにも楽しかったし、夜の生活だって例外じゃありませんでした。麻衣子も「あなた、ほんと元気ねぇ」なんて笑いながら付き合ってくれたものです。で...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

ぶっきらぼうな夫でも

私の名前は大塚智子、60代の主婦です。子供はふたりおりますが、どちらもすでに家庭を持っております。そのため、普段は年上の夫と二人暮らしです。子供たちが家を出てからというもの、私はふとした瞬間に、夫との出会いや結婚までのことを思い出すことが増...
いつまでも若く

義理の母

「今日はうなぎなんかどう?旦那さんに精力付けてもらって」と、魚屋のオジサンが義母の美紀さんに声をかける。「何言ってるんですか、やめてよ」と美紀さんは、魚屋のオジサンと楽しそうに会話していた。彼女の笑顔には、俺の奥さんと勘違いされたことへの嬉...