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純愛

いつまでも若く

キャバ嬢の兄嫁の姉

「お兄ちゃんが結婚することになったよ」母からの電話を受けたとき、俺はちょうど昼休みの食堂で定食をかきこんでいた。「え、兄貴が?」思わず聞き返す。「そうよ。正樹がね、ついに結婚することになったの。相手はね、由美さんっていうの。とても素敵な人よ...
いつまでも若く

俺を捨てた女が目の前で

俺の人生は、遅れてやってきた幸せと、突然の別れに打ちのめされた時間で埋め尽くされている。俺の名前は康太、もうアラフォー世代だ。これまでの恋愛は、うまくいかないことばかりだった。だからこそ、3年前に訪れた紗耶香との出会いは、俺にとって特別だっ...
いつまでも若く

息子が連れてきた奥さんのお母さん

息子の健一郎が結婚することになったと聞いた時、心の奥に複雑な感情が湧き上がった。もちろん嬉しかった。私が妻を亡くして以来、ずっと父親としての役割だけを果たし続けてきた。その息子が自立し、自分の家族を築く。それは私にとって何よりも誇らしいこと...
いつまでも若く

雪見荘の女将

私の名前は伊藤正。都会の喧騒から逃れるように、澄み切った冬の空気に包まれた山深い温泉地「雪見荘」へと足を運んだ。その瞬間、私を包み込む静寂と白銀の世界に、心が解放されるのを感じた。この温泉地は冬になると豪雪に見舞われ、外界から隔離されがちな...
いつまでも若く

妻公認の彼女

私たち夫婦が結婚したのは、30代後半になってからでした。マッチングアプリを利用して出会い、趣味や価値観の一致をきっかけに、自然な流れでゴールインしました。それまでの私は結婚に対して積極的ではありませんでしたし、妻の美香も似たような考えを持っ...
いつまでも若く

そばにいてくれた後輩

幸せなんて一瞬で終わる。そのことを彼はまだ知る由もなかった。ごく普通の会社員の智久は、妻の美咲と6年前に結婚し幸せな生活を送っていた。温かな食卓、笑い声、寄り添いながら見る映画。そんな何気ない毎日が、永遠に続くと思っていた。「今日もお疲れさ...
いつまでも若く

妻の姉

僕の名前は平田祐樹、38歳。自営業で配達の仕事をしている。軽トラックに荷物を積み込み、朝から晩まで街中を走り回る。自分の時間なんてほとんどない。だけど、家に帰れば6歳の息子・優斗と4歳の娘・奈々が待っている。それが僕にとっての支えだ。もっと...
感動

雪女

春がすぐそこまで来ているはずの季節に、空から舞い降りてくるのは冷たい雪。冬がその存在を忘れられたくないとでも言うように、峠道を白く覆い尽くしていた。高橋啓介は、いつもの帰り道を慎重に運転しながら、季節外れの寒波に苛立っていた。車のワイパーが...
いつまでも若く

初夜

俺が地元に帰るのは高校を卒業して以来6年振りだ。親も祖父母と同居することになり地元を離れている。そんな俺が地元に帰るきっかけになったのは同窓会だった。行ってみようと思ったのは、正直、幼馴染の真理恵に会えるかもしれないって期待があったからだっ...
いつまでも若く

温泉旅行

最近、本社に戻ってきたばかりの俺、大川慎吾は、少し落ち着かない日々を過ごしている。本社の張り詰めた空気にまだ馴染みきれていない。それに加えて、雑用のような仕事が多く、正直なところ少し不満もあった。そんなある日、編集長に突然呼び出された。「大...
いつまでも若く

妻の浮気相手の奥さんが事務所にやってきて

僕は仲居浩一、38歳。弁護士事務所で事務職をしている。弁護士じゃないけど、受付や相談者の対応をすることも多い。仕事柄、浮気や離婚の相談を受けることも珍しくないが、まさか自分の身にこんな形で降りかかるとは思わなかった。結婚して7年になる妻の明...
いつまでも若く

初対面で「うちにおいでしょ」と声を掛け

雨が降り始めた夕方、僕はバスに揺られながら本を読んでいた。久々に手にした小説の新刊で、物語に夢中になっていると、周囲の景色がぼんやりと霞んでいくような気がした。この時間だけが、日々の忙しさから解放される僕のささやかな楽しみだった。ふと顔を上...
いつまでも若く

一緒に住むことになった姪。正常ではいられない

東京に来て、もう3カ月が経つ。地元とはすべてが違う。高層ビルが立ち並び、行き交う人々は皆、急ぎ足だ。駅のホームでは誰もがスマホを見つめ、まるで他人に無関心のように見える。その冷たさが、都会に慣れない俺の心にじわじわと染みてきていた。俺は前川...
いつまでも若く

家賃滞納し管理人に部屋に来るように言われ…

僕の名前は坂井智明。今年で38歳になる。昔から生真面目だがかなりの口下手だ。特に女性と話すのは苦手で、言葉を選びすぎて相手を困らせてしまうことも多い。そんな僕が、父から譲り受けたマンションの大家兼管理人をしている。父が亡くなったのは、つい先...
いつまでも若く

今日は初夜~まだ2回しか会った事の無いこの人と

披露宴が終わり、ようやく一人になれると思ったのも束の間、案内されたホテルのスイートルームに足を踏み入れた瞬間、私は再び心が重くなった。目の前には、今日から私の夫となった和也さん。まだほとんど知らないこの人と、これから初夜を過ごすのだと思うと...
いつまでも若く

向かいの部屋の美女~覗いてるわけではないが

夜の風が、肩にかかる彼女の髪を揺らしていた。白いワンピースが月明かりを受けて淡く光って見える。その横顔を隣で見ていると、不思議と胸が落ち着かない。なんというか、じんわりと熱くなる。心がそうささやいているみたいだった。「……どうしました?」由...
いつまでも若く

職人技。手技が認められ

僕は、彼女の頬にそっと触れた。冬の夜の工房の空気は冷たいはずなのに、真理さんの肌は驚くほど温かかった。そのぬくもりが、僕の手から心へと染み込んでいくようだった。「たかしさん……」彼女の声は小さく、震えていた。けれど、それは恐怖や不安の震えで...
いつまでも若く

初体験~あの日の事覚えてる?

突然届いた友達からの同窓会の知らせに、僕の胸の奥で静かに眠っていた記憶が蘇った。電話口の声に「行くよ」と答えた瞬間、20年という月日の重さが一気にのしかかってきた。僕の高校時代の思い出。その中心に彼女、僕の初体験の人、新田佳澄がいることは間...
いつまでも若く

初キス

加藤拓海は大学を卒業を中学校の教師をしている。毎日、生徒たちと向き合いながら過ごしているが、ふと一人になったとき、心の中にわずかな空白を感じる。それは奈々という幼馴染の存在が今でも拓海の胸を占めているからだ。奈々は拓海の隣の家に住んでいた。...
いつまでも若く

秘め事~ベランダであんな事するなんて~

「ベランダはあんなことする所じゃないでしょ?」その一言が、耳にこびりついて離れない。隣に住む田村みなみさんの冷たい声と鋭い視線が、胸の奥をえぐるようだった。僕の名前は近藤信也、44歳で未だ独身。恋愛には疎いというか、もはや遠ざかって久しい。...