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いつまでも若く

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妻の親友と

俺の名前は高城拓海。どこにでもいる、ごく普通の会社員だ。結婚して六年目。妻の歩花とは大学時代の同級生で、交際期間も含めると、もう十年以上一緒にいることになる。明るく、社交的で、どこにいても自然と人が集まるような女性だった。俺とは正反対の性格...
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妻の代わり

「もう、帰ってこないから」そう言い残し、妻は家を出て行った。隣にいたのは、俺の知らない男。いや、正確には知っていた。妻のスマホに何度も通知を送ってきていた相手。問い詰めることすらできなかった。俺が声をかけた瞬間、妻はただ冷めた目で俺を見つめ...
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隣の奥様

「……助けて……お願い……!」 夜遅く、俺の部屋のインターホンが激しく鳴った。  時計を見ると、深夜の一時を回っている。こんな時間に誰だ?「はいはいどなた?」訝しみながらドアを開けた瞬間、俺は息を呑んだ。そこに立っていたのは、隣に住む瑞穂さ...
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妻の母

俺には妻がいる。結婚して数年が経ち、普通の生活を送っていた。どこにでもあるような、平凡な日常。しかし、ある日を境に、俺の人生は大きく変わることになる。義母、妻の母親である彼女は、いつも家に遊びに来るたびに笑顔で迎えてくれる。穏やかで優しく、...
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妻の親友

「ねえ、私たち……最初から間違ってたのかな?」彼女はそう言って、ふと寂しそうに笑った。リビングの隅で、冷めかけた紅茶の湯気が、静かに揺れていた。彼女の名前は美咲。妻の絵美の高校時代からの親友で、我が家には何度も遊びに来ていた。明るくて、よく...
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彼女の体温

森智則、38歳。地方都市の中規模な広告制作会社に勤めて、もう十数年になる。結婚歴なし、恋人もいない。仕事はまあまあ真面目にこなしてるけれど、情熱があるかと言われればそうでもなく、かといって辞めたいと思うほどの不満もない。なんとなく続けてるっ...
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私の理性を揺らす隣人の男の子

春の風が、ふわりとカーテンを揺らした。その風をぼんやりと見つめながら、私はまたひとつ歳を重ねたな、と思っていた。結婚はしたいと思ってる。今でも。誰かと一緒にご飯を食べたり、寝る前に「おやすみ」って言い合ったり、ふとした時に手を伸ばしたら、そ...
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義理の母

「お義母さん、俺、ずっと――」それ以上の言葉は、喉の奥でつかえて出なかった。彼女は静かに微笑みながら、テーブルの上に置かれたカップに視線を落とした。時計の針は22時を回っている。リビングの明かりは薄暗く、暖色のランプが優しく部屋を照らしてい...
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女としての喜び

わたしが「彼」と関係を持ってしまった夜、帰宅したときのこと。家の玄関を開けた瞬間、夫の靴が乱雑に脱ぎ捨てられているのが目に入った。ドアの向こうからはテレビの音と、酒臭い空気。胸の奥に冷たい何かが沈んだ。「……遅かったな」夫はソファに寝そべっ...
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禁断介護

朝起きて、食器を洗って、洗濯物を干して、買い物に行って、夕飯を作って、夫の帰りを待つ。そういう毎日がもう何年も続いていた。慣れてしまえばそれが当たり前になって、特別不満があるわけでもなかったけれど、どこか心のどこかが渇いていた。笑顔で「おか...
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娘の夫

あの日までは、きっと、平凡な日々のなかに安心を感じていたのだと思います。私は四十二歳。娘が二十代前半で早めに結婚してくれたおかげで、子育てという肩の荷も、ひとまずは下ろしたような気分でいました。「親の務めは果たした」とまでは言えないにしても...
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漁師の嫁

いつからだったろうか。義父の視線を背中に感じるようになったのは。気づけば、それが消えない違和感として、理央の心にまとわりついていた。42歳の理央は、漁師である夫の補佐をしながら、義両親と共に暮らしていた。義父も長年漁師として働いていたが、体...
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満たされた夜

私は、地方都市の古びた団地で暮らしている、三十八歳の女です。十一歳になる娘が一人います。名前は紗良。小さな頃から手のかからない子で、よく空気を読んでくれる。そんな娘の優しさに、私は何度も救われてきました。けれど、私たちの生活は決して穏やかな...
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一緒に住めれば良いのに

「もう、誰も失いたくない」そう強く思ったのは、あの朝、彼のぬくもりを感じた瞬間だった。久しぶりの休日、今日は朝から天気がよかった。とはいっても、主婦に完全な「休み」なんてあるわけじゃない。朝ごはんの片づけをして、洗濯物を干して、掃除機をかけ...
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バレないように

三年前の秋、夫と一緒に訪れた会社のキャンプで、私は人生の境界線を越えてしまいました——。夫の同期・亮太さん。その笑顔に触れたとき、私の中の何かが壊れたのです。夫の上司がキャンプ好きと言うことで、毎年のように部下たちは嫌々参加させられていまし...
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店長と夫

俺がこの店で働き始めて、もう五年が経つ。もともとはただのアルバイトだったが、前の店長が辞める際に、そのまま雇われ店長として店を任されることになった。店は駅から少し離れた場所にある昔ながらの喫茶店で、流行りのカフェとは違い、常連客が多い店だっ...
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初体験

私は本多美奈、38歳。もうすぐ40になる。最近、その事実が重くのしかかるようになった。若い頃は、特に何も思わなかった。仕事に打ち込んで、趣味を楽しんで、それなりに充実した日々を過ごしていた。結婚なんて、縁があればするものだと、どこか他人事の...
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隣の人妻

俺は今田達也、38歳。特に誇れるようなこともなく、平凡な会社員として日々をやり過ごしている。学生時代から地味で、女にモテた記憶もない。これといった趣味もなく、休日は適当にテレビを見たり、コンビニ弁当を食いながらビールを飲む程度。そんな退屈な...
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私に任せて!

俺の名前は大村翔35歳だ。公務員として働いていたが、現在は休職をしている。上司の不正を報告したことで、パワハラを受け、精神的に追い詰められた。人混みや人の目が怖くなり、外出するのも億劫になっていたからだ。精神科に通うようになってすでに二ヶ月...
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座敷の奥で…

店の暖簾を片付けようとしたとき、入り口の戸が開いた。「すみません、もう終わりですか?」静かな声だった。顔を上げると、外からこちらを覗き込む女性がいた。夜の街灯に照らされて、わずかに疲れた顔が浮かんでいた。ラストオーダーはとっくに過ぎていたが...