ゆあ

シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

一緒にお風呂に入ることに

私の名前は神田毅、62歳です。この歳になっても、まだ現役で働いています。長年勤めた会社で、それなりに責任のある立場を任されているので、定年後ものんびりとはいかず、毎日忙しく過ごしていました。妻の美智子とは結婚して三十六年。二人の子供も巣立ち...
いつまでも若く

義母~妻がいない夜

「しばらく、お世話になりますね」麻美さんは微笑んだ。49歳とは思えないほど若々しく、肌に張りがあり、整った顔立ちは上品な色気をまとっていた。美香と結婚する前から、「義母にしては綺麗すぎる」と思っていたが、義母は義母であり、特別な感情を抱くこ...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

家が揺れている!

私の名前は大川拓郎、61歳です。会社勤めを終えた今は、のんびりと畑仕事をしながら静かな日々を送っています。妻の弥生とは結婚して35年。二人の息子も独立し、夫婦二人きりの生活にはすっかり慣れていました。そんな平穏な日々を一変させたのは、あの震...
いつまでも若く

看護婦

俺は結婚を諦めた男だ。もう42にもなると、周りの奴らはほとんど家庭を持ってる。昼休みになると、同僚がスマホで子供の写真を見せ合い、「うちの息子がさ~」とか「最近、娘が生意気でさ」とか、そんな会話が当たり前になっていた。俺は適当に相槌を打ちな...
いつまでも若く

義理の兄

あの日のことは今でもはっきり覚えています。外は曇っていて、雨が冷たく感じるほどでした。そんな中、突然の衝撃の知らせが舞い込んできたんです。夫がトラック事故に巻き込まれ、亡くなったというのです。その瞬間、何が現実で何が夢なのか、全く分からなく...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

夜中の逢引

私の名前は本田啓介、61歳です。定年を迎えた私は、長年勤めた会社を去り、ぽっかりと空いた時間をどう埋めればいいのか分からずにいました。仕事一筋で生きてきた私にとって、何もしない日々は、どこか落ち着かないし、忙しそうにしている妻の横でだらける...
いつまでも若く

無我夢中だった

篤志が実家に帰るのは、数年ぶりだった。久しぶりの田舎の空気は、東京での日々に慣れた体にはどこか心地よくもあり、同時に少しばかりの居心地の悪さも感じさせた。仕事に追われ、何年も帰ってこなかったが、だからといって地元に特別な未練があるわけでもな...
いつまでも若く

大人になったね

週末の夜、会社帰りにふと立ち寄ったバーのカウンターで、俺は一人グラスを傾けていた。ビルの窓には雨のしずくが流れ落ちている。天気予報では晴れだったはずなのに、夜になって突然降り出した。俺は傘を持っていない。帰るタイミングを逃し、ダラダラと酒を...
いつまでも若く

泊って行ってよ

会社を出ると、すっかり日が落ちていた。地方都市の夜は静かで、ビルの窓に映る光がなんとなく心細さを助長する。俺は深いため息をつきながら、スーツのポケットからスマホを取り出し、時間を確認する。——19時過ぎ。俺は一人で飯を食うのが当たり前になっ...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

夫がいるのに、抗えない夜

私の名前は岩瀬裕子、59歳です。結婚して35年。夫は60歳で定年退職し、今は63歳になりました。私は今、パートに出ています。夫の年金を満額もらえるようになるまで、少しでも生活費を補うためです。夫も定年後に何度かアルバイトを始めました。でも、...
いつまでも若く

私は全て義父に奪われた

村瀬春香は助手席で静かに膝の上のハンドバッグを見つめていた。「もうすぐ着くよ」運転席の夫が穏やかな声で言う。今日は義父の伸一が60歳で定年を迎えるため、その祝いに帰省している。年に何度も訪れている場所だが、春香はこの家に近づくにつれて胸がざ...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

俺の体力は底なし

私の名前は、多田行彦。65歳です。まだまだ若い者には負けていられません。自分で言うのもなんですが、五十代前半に見られることが多いです。もちろん、髪の毛を染めているおかげもありますが、何より体を鍛えています。今でもフルマラソンを走ることができ...
シニアの恋愛は60歳からチャンネル様

外人はやっぱりすごい

私の名前は徳田昭雄、61歳です。妻の名はマリー、五十八歳。そう、彼女はアメリカ人です。アメリカ人といっても、日本で生まれ育っていますので、日本語は完璧です。むしろ、関西弁が染みついていて、話し方だけ聞けば生粋の日本人に思えるほどです。ただ、...
いつまでも若く

秘密の時間

金さえあれば、何でも自由にできると思っていた。 俺は二十代の頃からFXにのめり込み、寝る間も惜しんで相場と向き合ってきた。時には大きく勝ち、時には絶望するほど負け、そうやって波乱万丈な日々を過ごしながらも、気づけばまとまった資産を築いていた...
いつまでも若く

四十路

雨音が窓を叩き、部屋の中に微かな振動をもたらしていた。夜の静寂を破るその音だけが、二人のいるこの小さな世界を包み込んでいる。振り返ると、直美が僕の肩にもたれ、安らかな呼吸を繰り返していた。その表情は穏やかで、美しく、そしてどこか無防備だった...
いつまでも若く

されるがままに

「本日から担当させていただきます。渡辺です」俺は、聞き覚えのあるその声に、思わず硬直した。嘘だろ――?ベッドに横になったまま、ゆっくりと視線を向ける。そして、目を疑った。ドアの向こうに立っていたのは、間違いなく4年前に別れた元妻、真由だった...
いつまでも若く

本能のままに彼を求めて

私の名前は麻衣です。30歳、ただの平凡な人生を歩んでいる――ずっとそう思っていました。でも、私にはもう一つの人生があります。それは前世の記憶です。それも、あまりに鮮明な記憶を持っているんです。前世の私は「京子」という名前でした。私は中学生の...
いつまでも若く

10年越しの返事

啓介は、その日、高校時代の唯一の友人、栄治から久しぶりにメッセージを受け取った。内容はたった一言だけ。「お前の分のタイムカプセルが出てきたから、郵送で送っといたよ」スマホを見つめたまま、啓介は息を呑んだ。タイムカプセル?そんなもの、全く覚え...
いつまでも若く

大雪で、社内で二人きり

娘の佐千恵が、出産の為に私たちの家に戻ってきたのは、真冬の寒さが一段と厳しくなったある日のことだった。夫の康太君は仕事の都合でなかなか来られず、佐千恵は少し寂しそうだったが、私たち家族はできる限りのサポートをしていた。だが、佐千恵は突然早産...
いつまでも若く

昼下がりの情事

昼休み、俺はいつものようにコンビニのイートインスペースにいた。 ツナマヨおにぎりと唐揚げ棒、それに缶コーヒー。簡単な昼飯だけど、営業の合間に食べるにはこれくらいがちょうどいい。 ぼんやりと窓の外を見る。視線の先には、公園のベンチにぽつんと座...